電動二輪車用ECUケースを砂型鋳造にて製造しました。本製品は、量産をダイカストにて生産する部品で、試作段階で量産を考慮した高い寸法精度、面粗度を確保することが重要でした。砂型鋳造にて製作するにあたり、可能な限り金型設計に近づけるため、細い形状や極小のフィレットRも必要になります。

 

短納期のご要望があり、これまでの実績から金属の収縮を計算して製作することで、短納期対応が可能となり、さらに要求精度を実現することができました。また、培ってきた高精度の木型製作とアルミ鋳造のノウハウを活かし、トライでのバラつき結果を木型に反映するという点も、要求精度にお応えできる理由となっています。なお、面粗度については、粒度の細かい砂を使用することで要求にお応えしています。

 

アルミ鋳物 課題解決センターは、当事例のように、砂型鋳造による高品質な試作品・開発品の提供が可能です。試作品・開発品の品質でお悩みをお持ちの皆様、お気軽にご相談ください。