特徴

電動自動車の駆動ユニットであるeAxleに使用される水冷式モーター用ウォータージャケットカバーを砂型鋳造にて製造しました。
本製品では冷却性能が不均一にならないように、黒皮部分と加工部分にそれぞれ高い寸法精度が求められます。部分的にCT5相当の精度が必要となり、木型製作の段階から調整しました。協力メーカーの機械加工メーカーとも協業し、加工基準のすり合わせから治具構想を決めてご要望にお応えをしております。

また機械的性質にもお客様独自のご要望があり、熱処理を特殊な条件で行う必要がありました。当社ではアルミ合金用の熱処理設備を保有しており、このような課題にも個別にお応えをし、解決しています。

先行開発ということもあり、形状のパターンを変更しての試作鋳造を行う必要がありました。金型と異なり形状変更が容易な木型の利点や大手ではできない小回りの利く対応にて、お客様の要求にお応えしました。

アルミ鋳物 課題解決センターは、当事例のように高精度が求められる製品の砂型鋳造に対応させて頂きます。また特殊条件による熱処理などを含めて、機械的性質のご相談も受け付けています。開発品のサプライヤーをお探しの皆様や機械的性質でお悩みをお持ちの皆様、お気軽にご相談ください。