インバーターケース
製品名 | インバーターケース | 業界 | 自動車 |
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寸法 | L500×W300×H130 | 材質 | ADC12 |
精度 | CT8 | 面粗度 | ー |
納期 | 4.5週間 | ロット数 | 30台 |
課題内容 | 音響検証 |
特徴
ハイブリット車のパワーコントロールユニット部インバーターケースをアルミ鋳物品で製作しました。
従来、インバーターケースの砂型試作の材質については気密性、強度、高靭性(伸び)が要求されるため、量産時のダイカスト用合金の「ADC12」と近い機械的性質を保持する「AC4C-T6」での製作が基本でした。
今回は設計者様より特に製品組付け時の音響を気にされていることで相談を頂き、砂型試作も同じ条件で音響を検証したいとの意向から、アルミダイキャスト用合金の「ADC12」でインバーターケースの砂型鋳造を行いました。
ADC12を砂型鋳造で製作する際、特に鋳造欠陥(鋳巣・クラック)の発生に注意する必要があります。 当然、ダイカスト用合金の「ADC12」を、工法が異なる砂型で生産することになるので様々なノウハウが必要となります。 弊社では今回のインバーターケースのみならず、バルブボディなど一般的な砂型アルミ合金でも鋳造が困難な製品を「ADC12」で製作している実績があり、鋳造欠陥のない素材を納めさせていただいている実績があります。
アルミ精密鋳造 試作センター.comは当事例のように、砂型鋳造品でダイキャスト用合金「ADC12」で素材を提供させて頂くことが可能です。ダイカスト生産時と砂型生産時では同じ「ADC12」でも機械的性質がことなりますので、ご要望をお聞かせください。量産を見据え、熱伝導率や機械的性質を考慮し、最適な提案をさせて頂きます。