課題内容 製造コスト・寸法公差
効果 コストダウン/製造リードタイム短縮

Before (改善前)

素材形状変更によるコストダウンとリードタイム短縮

 お客様よりいただいた検討用モデルにおいて、砂型鋳造で製作しようとすると中子含む木型2つが必要となる形状になっていました。
「薄肉実現による軽量化」という意図で設計されたものでしたが、製造コスト・リードタイム、そして量産効率を加味すると、設計変更が最適な可能性もあり、お客様にヒヤリングを実施しました。

V

After(改善後)

素材形状変更によるコストダウンとリードタイム短縮

該当部分を薄肉にすることにより減らすことができる重量値と、中子を不要とした際の製造コスト・リードタイムをデータ化してお客様と協議したところ、中子製作を不要とし1つの木型にて製作することが最適だと判断できました。 
そのため、黄色部位のように肉盛りして成型することを提案しました。中子製作を回避することができ、木型製作費用を抑えると同時に、木型製作の時間を大幅に短縮することができました。また、砂型のセット時間を短縮することもでき、生産性向上によるコストダウン・リードタイム短縮が実現できました。
また、中子のずれによる寸法不良発生リスクも抑えることができるため、量産時の品質安定化にもつながった事例となります。