課題内容 湯境/湯回り・割れ
効果 鋳造欠陥回避・形状最適化

Before (改善前)

 お客様よりいただいた3Dモデルにおいて、肉厚測定を実施した結果、一般肉厚3.0mmのところ、赤丸部の形状が肉厚0.3mmで作成されていました。0.3mmは砂型鋳造では形成不可な肉厚であり、このまま製作すると湯境やブローホールによる圧モレが発生する可能性があり、またクラック発生や強度不良に繋がる可能性もあり、改善が必要でした。

V

After(改善後)

肉薄による圧モレ 鋳造欠陥の回避

 肉厚3.0mm確保するように肉盛りをする事をお客様に提案いたしました。湯境やブローホール発生による製品圧モレやクラック発生を回避することができ、品質向上を実現しました。
肉厚0.3mmは、意図して設計されたことではなく、一部設計ミスの可能性がありました。当社では、お客様が設計された3Dモデル通りに製作するのではなく、形状確認を行うことで、品質向上やコストダウンを実現する最適な提案を行います。