カバーウォーターポンプ

製品名カバー 業界自動車
寸法 材質AC2B-T5
精度CT8 面粗度
納期5週間 ロット数26台
課題内容
カバーウォーターポンプ

特徴

自動車のカバーウォーターポンプを砂型鋳造で製作しました。
ポンプ内水路における形状の出来上がりが、直に製品性能に影響を及ぼしてしまうため、型割による形状段差(バリ)の発生を抑えたいと事前に設計者様よりご要望を頂戴しておりました。
 
ご要望を社内で検討した結果、下記2点が結論付けされました。
①.ポンプ水路内での型割の発生は不可避
②.①で発生した型割による段差(バリ)は加工での除去が困難である
(素材と加工のばらつきで製品形状が安定しない)ので
素材仕上げの際に型割段差はエアーツールで除去する
 
特に上記②において型割ミキリの通す場所が悪いと、型割段差が除去し辛く生産性が悪くなることが懸念されるため、素材仕上げを考慮した型割ミキリを考案いたしました。
実際に考案した型割ミキリを3Dでモデリングし、設計者様と水路内でのPLや段差の生え方など設計者様が気になるポイントを共有させていただきました。
さらにTP品素材をお渡しして、型割段差部の仕上がりを現物で見て頂き製品性能に影響がないことを確認させて頂いた上で本生産を開始しました。
 
モデル製作~TP品完成までの過程で特に設計者様が気にされている段差部分の製作イメージが都度共有でき、安心してお任せすることが出来たとお褒めの言葉を頂くことができました。
 
アルミ鋳物 課題解決センターは当事例のように、設計者様の気になるポイントを当社木型設計エンジニアと情報共有頂きながらお客様と共に素材製作いたします。
ウォータージャケットやエキゾーストマニホールドなど流量が性能に直結する製品をご検討中の皆様、ご相談ください。