カバーフロント

製品名カバーフロント 業界自動車
寸法L500×W300×40 材質AC2B-T5
精度輪郭度2.0 面粗度Rz100
納期5週間 ロット数20台
課題内容薄肉2.0mmの実現と軽量化

特徴

自動車に搭載するカバーフロントを、砂型鋳造で製作しました。カバーフロントは、エンジンのチェーンカバーとして使用されます。自動車の燃費を向上させるため、部品の軽量化が求められ、当カバーフロントも薄肉での対応が求められていました。
当事例では、一般肉厚2mmの要求がありました。製品サイズは550mm×400mm×80mmの部品であり、一般的には3.0mmの以下の薄肉は、砂型鋳造では難しいとされます。そのため、ダイキャスト・ロストワックスを用いた鋳造が選定されますが、試作・小ロットにおいては、コストが割高となり、また金型製作のための製造リードタイム長期化という問題も発生します。
しかし当社では、砂型鋳造で肉厚1.5mmを製造した実績もあり、過去データや鋳造解析をもとに設計により、カバーフロントの一般肉厚2mmを実現しました。また、綺麗な鋳肌や高い寸法公差も評価頂き、お客様に大変満足頂いた事例となります。

アルミ鋳物 課題解決センターは、当事例のように中型~大型部品の薄肉に、砂型鋳造で対応させて頂きます。薄肉部は歪みが出やすくなりますが、内製の検査冶具を用いた歪み取りによって、高品質な鋳造品を提供させて頂きます。薄肉製品において、コスト・納期でお悩みをお持ちの皆様、お気軽にご相談ください。