ブロックシリンダー

製品名ブロックシリンダー 業界自動車
寸法L500×W400×H300 材質AC4CH-T6
精度CT8 輪郭度:1.8mm 面粗度Rz100
納期3週間 ロット数10台
課題内容鉄とアルミの強固な結合の実現
ブロックシリンダー|アルミ精密鋳造 試作センター.com (1) ブロックシリンダー|アルミ精密鋳造 試作センター.com (2)

特徴

自動車に搭載されるブロックシリンダーを、砂型鋳造にて製作した事例です。
レシプロエンジンのシリンダー部には、燃焼の熱と圧力、ピストンリングの摩擦が発生するため、シリンダー内にライナーと呼ばれるインサート(鋳鉄)を一緒に鋳込み、成型します。当事例では、耐久性・耐摩耗性を向上させる為、インサート(鋳鉄)を鋳込む事例です。
アルミと鉄の異材結合について、砂型鋳造は結合強度と空隙率が不十分と考えられ過去のブロックシリンダーは金型で試作を行っていました。しかし、当社の高精度な木型、各素材の収縮率を考慮した木型設計技術により、ダイキャストの基準値を満たしたの結合強度、空隙率を実現できます。
当事例のブロックシリンダーは、結合強度19.6MPaで許容値の5.0MPaをクリア、空隙率はダイカスト同等の0.98%を実現しています。
金型ではなく木型で製作するため、1/7のコスト削減と、製造リードタイム1/3の短縮も実現することができました。

アルミ鋳物 課題解決センターは当事例のように、砂型を用いた異材結合に強みを持ちます。ダイキャスト同等の結合強度、空隙率を実現することが可能となり、ダイキャストと比較し製造リードタイムの削減、コストダウンが可能となります。異材結合でお悩みをお持ちの皆様、お気軽にお問合せください。