油回収ケース
製品名 | 油回収ケース | 業界 | 鉄道 |
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寸法 | 600×450×200 | 材質 | 4CH-T6 |
精度 | CT7 | 面粗度 | - |
納期 | 12週間 | ロット数 | 100台/年 |
課題内容 | 鋳造欠陥回避、安定生産 |

特徴
鉄道部品で鉄道車両に車載されるスクリューコンプレッサーの油回収ケースを、砂型重力鋳造で小ロット量産製造をした事例です。従来品では鋳物の亀裂が課題となっており、アルミ鋳物の課題解決に定評のある当社にお声がけをいただき、鋳物の試作から小ロットの量産まで参画させていただくこととなりました。
当事例では、鋳物の亀裂発生要因への対策に加え、安定した鋳物供給を実現するため、開発設計ご担当者様に対してVA・VE提案を行いました。設計段階から製造側の視点でVA・VE提案を行うことで手戻りを抑え、量産立ち上げまでの期間を短縮することができます。さらに当社では、木型設計・製作から鋳造まで一貫して内製化しているため、設計変更への対応も迅速に行える体制を整えております。
また本事例は、中子が何層にも重なる複雑な鋳型造型が必要な難易度の高い案件でした。このような鋳物を安定した品質で供給するためには、亀裂要因の管理に加え、治具を活用した工程設計が重要なポイントとなります。
アルミ鋳物 課題解決センターでは、今回の事例のように「鋳物の亀裂」など、お客様の具体的なお困りごとを解決した事例が多数ございます。鋳物の品質向上は、市場での競争力強化にもつながります。アルミ鋳物に関するお困りごとがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。