-自動車部品メーカー 従業員数:16000名 プライム市場上場-

 

Al-Si合金であれば、デンドライトと呼ぶ樹枝状晶が成長します。
冷し金で急冷されたり、ダイカストの表面は、急冷によりデンドライトが細かくなります。
表面と内部の組織を比べると、表面の方が細かくなります。
  従って、断面組織を工学顕微鏡で観察し、DAS(組織粗さ)の異なりにて判断ができます。

 

  なお、チル層は鋳鉄とアルミ鋳物で内容が異なります。
鋳鉄では鋳造時に冷し金(チラー)の表面で急冷された組織を言います。
  急冷されることで、セメンタイトという硬くて脆い組織が晶出します。
これを一般的にチル層と呼びます。
表面硬さを測定するか、断面組織を観察することでわかります。

 

一方、アルミ鋳物ですが、急冷されても基本的に内部と表面で硬さは大きくは変わりません。