-減速機メーカー 従業員数2000名:プライム市場上場-

ブレ―キキャリパーについては一部のスポーツカーや高級車でアルミ化がされています。自動車ではサスペンションの下側をバネ下と言いますが、バネ下重量を軽くすることで操舵性や走行安定性が向上します。
ということでアルミ化されていますが、ごく一部の車両に限られています。
一般的な車両のキャリパーは鋳鉄製です。鋳鉄に比べるとアルミ鋳物はコストがまったく違います。


ブレーキディスクですが、これもバネ下重量に影響します。トヨタでは1990年代後半頃に、RAV4をベースにした電気自動車を開発しました。この車のディスクにアルミ基複合材料(MMC材)が使われました。課題は高温強度です。
鋳鉄に比べると圧倒的に高温強度が低いため、FF車のブレーキの負荷が小さいリアブレーキに使われました。
それ以降は使われていません。


モータースポーツやF1などでは軽量化のためにカーボンコンポジットが使われています。