アルミの調質記号におけるO材は、焼鈍(焼きなまし)を施し、最も軟らかい状態にした材料を指します。焼鈍は材料を硬くする処理ではなく、軟らかくするための処理です。また、加工などによって硬化した材料を焼鈍し、軟らかい状態に戻したものもO材に分類され、F材は製造したままの状態の材料です。
一方、強度を高めることを目的とした代表的な調質としてT6があります。T6は「溶体化処理+人工時効」によって強度を向上させる処理です。なお、アルミの硬さや強度は合金系の違いや加工硬化材(H材)によっても大きく変わるため、実際の用途に応じて規格や仕様を確認することが重要です。
アルミ鋳物の熱処理については、下記の技術コラムからご確認ください。














