-鋳造メーカー 従業員数:100名-


脱ガス方法はいろいろとありますが、回転脱ガスについてご回答します。

回転脱ガスのポイントは以下です。
1.できるだけ細かな泡ができるように、流量、ガス圧、を設定する。
2.回転するインペラー(円盤)の溝がすり減っていたら交換する。
3.溶湯表面で大きな泡がボコボコと破裂している状態は、かえって水素を吸収する場合があります。
上記の1,2を確認してください。

処理時間については、
溶湯温度、溶湯量によっても変わると思いますが、10分以上が適切かと思います。

回転数、流量、圧力についても一般的には以下の条件が多いと思います。
300~500rpm、5~15L/min、2~5気圧

基本的には、脱ガス後に減圧凝固法等によりガス量をチェックして判定します。
減圧凝固法であれば、凝固後のサンプルの表面が盛り上がっていなければOKと思います。