鋳包みの際には、ブッシュ周りの回り込みを優先して湯温を高くすることが多いです。また、鋳巣がガス起因なのか、引け巣(凝固収縮)起因なのかで対策が変わります。
高温多湿環境下では、湯温が高いほど溶湯がガスを吸収しやすくなります。脱ガス処理を実施しても、処理から注湯完了までに時間がかかるとガスを再吸収する場合があります。溶湯中ガスが原因の場合は、鋳物の局部ではなく全体にピンホールが出やすく、加工面のほぼ全面に出ることが多いです。
一方、鋳巣の発生が局部的であれば、引け巣の可能性が高いと思います。この場合は、鋳包むブッシュの予熱温度、鋳造方案(湯口・押湯・冷やし金の効かせ方)、鋳造条件が影響します。本件は、巣の出ている位置・形状、ブッシュの材質/寸法、予熱条件、注湯温度と時間、脱ガスの条件、方案(湯口・押湯・冷やし金)などの組み合わせで原因が変わりえます。可能であれば、現象写真や方案、条件の概要を確認の上で整理した方が早いと思いますので、お悩み相談室にて詳細を伺いながらご一緒に検討いたします。














