-自動車部品メーカー 従業員数30000名:プライム市場上場-
Mgは酸化消耗しやすくコントロールが難しい元素です。
Mg量の測定→添加→測定→・・を繰り返せば±0.03%でできます。
これにより耐力の値はある程度ばらつきが小さくなります。
今回のTPは一度の鋳造で鋳込んでいますのでこれが実力となります。
鋳造ロットが変わった場合は、Mgの狭幅管理が効いてきます。
しかし、引張強さと伸び、特に伸びは鋳巣の影響が大きいためバラツキは出ます。
引張試験片の断面が5mm×2mmですので、鋳巣の影響が大きく出ます。
また、伸びは破断後の試験片を突き合わせてノギス等で測定するため誤差は大きく出ます。
実際の製品の断面積は試験片よりも大きいので、引張試験結果の平均値で見れば良いかと思います。