通常、AC7Aは非Na系フラックスを使用します。AC7A材を使用する目的ですが、一つには伸び、靭性を出したいという理由と、もう一つはアルマイト処理を無色できれいに処理したいと言う理由があると思います。

 

表面処理性の理由であれば機械的性質(伸び)は気にしないので、Naが入っても問題ありません。
ただし、例えばオートバイのブレーキレバーのように、転倒した際に折れてはダメな部品は伸びが必要です。
AC7AにNaが数十ppm入っただけで伸びは極端に低下します。このためNa系フラックスの使用はNGです。
フラックスメーカーへ一度お問い合わせすることをお勧めします。

 

フラックスの効果は処理時の温度(湯温)に影響されます。
フラックスの種類で処理温度は異なります。メーカー推奨の温度で処理する必要があります。