1.不純物の影響
ADC12で強度や品質に影響する不純物としては、Fe、Mg、Znが挙げられます。Feは金型との焼付き防止のために0.8%程度含有していますが、1%を超えるようだと鋳巣の発生や伸びの低下が懸念されます。Mgは上限が0.3%なので影響は大きくありませんが、多いほど硬さは高くなります。Znが多いと耐食性が悪化すると言われています。また、ZnやPbが増加すると鋳造割れが増える傾向にあります。
2.不純物で発生する不具合の防止
基本的には、JISよりも狭い管理幅にすることかと思います。ただし、成分管理幅を狭くすれば使えるスクラップに制限が出ます。
この結果、材料費は高くなり、生産性も悪くなります。確実に悪影響が認められた場合に制限する必要があると思います。
3.表面処理で出る不具合の防止
表面処理の不具合と言っても、アルマイト、メッキ、塗装などで内容が異なります。その不具合が発生する原因もいろいろ考えられます。不具合が発生したら、原因を確実に追究し、その対策の効果を確認した上で、対策内容を製造の条件管理表および図面に落とし込むことが必要と思います。














