アルミの調質記号におけるO材は、焼鈍(焼きなまし)を施し、最も軟らかい状態にした材料を指します。焼鈍は材料を硬くする処理ではなく、軟らかくするための処理です。また、加工などによって硬化した材料を焼鈍し、軟らかい状態に戻したものもO材に分類され、F材は製造したままの状態の材料です。

 

一方、強度を高めることを目的とした代表的な調質としてT6があります。T6は「溶体化処理+人工時効」によって強度を向上させる処理です。なお、アルミの硬さや強度は合金系の違いや加工硬化材(H材)によっても大きく変わるため、実際の用途に応じて規格や仕様を確認することが重要です。

 

アルミ鋳物の熱処理については、下記の技術コラムからご確認ください。

https://marusank.jp/techinfo/%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%83%9f%e9%8b%b3%e7%89%a9%e3%81%ae%e7%86%b1%e5%87%a6%e7%90%86%e3%81%a8%e3%81%9d%e3%81%ae%e7%a8%ae%e9%a1%9e%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/