-消費財メーカー 従業員:50名-
キズが入っている部分を研磨などで除去するのであれば、再熱処理は不要です。
キズの部分を溶接補修するのであれば、溶接部の周囲が熱影響で軟らかくなります。
溶接部の強度、硬さが必要であれば、T6再熱処理が必要です。
T6の再熱処理は可能と考えます。
その場合、最初のT6処理条件(溶体化温度×時間、焼入れ条件、時効温度×時間)と同じ条件で処理した方がよいと思います。
また、一般的に工程として熱処理後に機械加工して寸法をだします。
機械加工したものを、溶接や再熱処理すると歪みが発生しますので寸法、形状に不安が残ります。