砂型鋳物は数十年前から現在も、自動車部品などの試作用に使われています。自動車の車両やユニット部品の開発には数年の期間がかかり、また試作車両、部品は数十台から数百台が必要となります。試作段階では形状変更、設計変更が多々行われます。

 

金型試作は形状変更は大変です。このため、量産ではダイカスト、金型鋳造で作られる部品も変更が容易な木型(砂型)が使われます。

 

また、試作台数からも金型を作るよりは木型の方が費用が安く抑えられます。このことから、今後も試作部品あるいは生産台数が少ない市販車両の部品は砂型鋳物が使われると思います。