砂型と金型は鋳型材質(砂と鋼)の熱伝導度の違いにより、凝固速度が異なります。
一般的に、凝固速度が遅い砂型鋳物は組織の粗さ(DAS)が粗く、引張強さ及び伸びが低くなります。耐力、硬さも若干低くなります。凝固速度が遅いことによるメリットは、あまり無いと思います。
ただし、砂型鋳造は金型鋳造に比べて以下のようなメリットがあります。砂型鋳造は木型を製作して、それで鋳型を作ります。一方、金型鋳造は鋼を機械加工して、必要により熱処理、表面処理を行います。従って、鋳型を作るリードタイムや設計変更時の鋳型変更のリードタイムが砂型の方が短くなります。
また、試作などの少量生産では型費が砂型の方が安くなります。
そのほかメリット、デメリットはいくつかありますが、リードタイム、コストの点で数十台、数百台規模の少量生産は砂型が使われます。













