耐食性

一般に金属材料は、水(特に塩水)と接する環境で腐食を生じやすいです。しかし、金属の材質により錆びやすさ、錆びにくさが異なります。
錆びにくいことを「耐食性に優れる」と言います。

 

アルミ鋳物は鋳鉄などの鉄部品に比べると耐食性に優れています。アルミ鋳物の中でも、Cu、Siを含有しないAC7A材の耐食性が
一番よく、次いでCuを含有しないAC4CH等です。

 

一方で、Cuや不純物のFeを含有するAC2B、AC4B等は耐食性が
劣ります。

 

耐食性の良否は腐食試験により検査を行います。腐食試験方法は種々の方法があり、JISに規定された
方法の他にユーザー独自の方法を定めている場合もあります。