熱膨張係数

物質は加熱されると寸法が大きくなります。これを熱膨張と呼びますが、逆に温度が低くなると収縮し、熱収縮といいます。

 

熱膨張係数は物質固有の材料特性で、温度が1℃上昇すると寸法がどれくらい膨張するかを表します。単位は×10⁻⁶/℃で、アルミ合金の熱膨張係数は約22×10⁻⁶/℃です。

 

例えば、長さ100mmのアルミ部品が200℃加熱されると

 

 22×10⁻⁶/℃×100mm×200℃=44×10⁻²mm

 

すなわち0.44mm膨張することになります。

 

>>技術ハンドブック 「熱処理について学ぶ」の無料DLはこちらから!

熱処理 ハンドブック

 

>>アルミ鋳物の素材と熱処理に関するお悩み相談室 はこちら!