砂処理設備

基本的に鋳造が終わった砂は処理をしたうえで再生されます。砂の表面には樹脂バインダーが付着しており、溶湯と
接触する鋳肌近傍は樹脂が燃えてガス化します。

 

しかし、熱が加わらない部分は樹脂が付着したままでそのままでは樹脂が堆積して燃焼ガスが増加し、ガス欠陥の
原因となってしまいます。

 

そこで、砂再生装置により表面の樹脂を削り落すことでイグロス値を下げます。イグロス値とは、削り落とした後の樹脂の残量のことで、
イグロス値が高いとガス欠陥が発生しやすくなります。