ダイキャスト（ダイカスト）

ダイキャスト（ダイカスト）法とは、精密な金型に、溶融金属を高速・高圧で流しこみ、瞬時に冷却して凝固させる鋳造法です。40～70m/s程度の高速で溶融金属が流しこまれ、0.1秒以下の短時間で充填が完了します。充填完了後は、30MPa～100MPa程度の高い圧力により瞬時に冷却させます。ダイキャストマシンには、コールドチャンバーダイキャストマシンと、ホットチャンバーダイキャストマシンがあり、コールドチャンバーダイキャストマシンはアルミニウム合金、ホットチャンバーダイキャストマシンはマグネシウム合金や亜鉛合金に使用されます。ダイキャスト法には、①製造サイクルが高く生産性が高い、量産に向いている、②寸法精度にすぐれ鋳肌が綺麗、③1mm程度の薄肉鋳造ができる、というメリットがあります。一方で、①設備費用が高額、②金型費用が高く初期コストが高い、③鋳巣などの鋳造欠陥が発生しやすい、といったデメリットがあります。

当社の砂型鋳造は、ダイキャストに近い寸法精度と表面粗度を実現しており、薄肉・複雑形状の鋳物を製作可能です。ダイキャストのように高額な金型を必要としないので、試作品・小ロット品の場合は、大幅なコストダウンを実現できます。当社の特徴については、以下を参照してください。

＞＞ アルミ鋳物 課題解決センターの「選ばれる理由」はこちら！